ハゼ釣り始めました。

主に大井ふ頭中央海浜公園あたりをウロウロしております。

「盛り上げるのは大事 でも、相手を下げるようなことはしたくない。」 プロボクシング世界チャンプ 谷口 将隆 選手

私は、ボクシングの大ファンですが、普段はこのネタを書かないようにしています。

選手のいろんな思いや経験、体調の良し悪しがある中で、たかだかいち断面だけをみて
一般人が偉そうにコメントするのは失礼にあたるから。でも、今回は少しだけ書かせてください。


ボクシングWBO世界ミニマム級王者 谷口 将隆 選手 (ワタナベジム) が2023年1月6日
同級2位メルビン・ジェルサレム(フィリピン)に2回1分4秒TKO負け、2度目の防衛戦に失敗

写真は、日刊スポーツより

www.nikkansports.com

正統派の左ボクサーファイター
鋭く速いジャブから繋げるワンツー、踏み込みの鋭いボディーストレートが、魅力的な選手


前日5日の記者会見。血気盛んな選手たちが一色触発の空気となる中で、谷口チャンピオンの言葉は敬意に満ちてました。

まずは年始の忙しい時期に試合開催に携わった方に感謝したいです。相手は前評判が高く、強いのは重々承知しています。

試合は相手ありき。その中で盛り上げるのは大事なんですけど、相手を下げるようなことはしたくない。


なんて、心がキレイな方なんでしょう。

最近は、煽って盛り上げるだけで、いい気分にはなれない記者会見が多い中で、久しぶりに清々しい気持ちになれました。


第1ラウンド。滑り出しは好調。チャンピオンが鋭いジャブでプレッシャーをかけ、たまに魅せるボディーストレートもキレている。

挑戦者のストレートをヘッドスリップしながらみせるカウンターストレートもタイミングばっちり。


挑戦者もいい動き。ジャブもストレートも力強い。この試合のためにしっかり調整をしてきたのが、ひと目見て分かります。


おもしろい展開になると思ってました。が、勝負の分かれ目は一瞬。あまりにも早い展開でした。

写真は、THE ANSWERより

the-ans.jp

第2ラウンド。互いの距離が縮まり、チャンピオンのガードがわずかに開いた瞬間。挑戦者の右ストレートがチャンピオンの顎を捉え

チャンピオンが後ろ向きにダウン。すぐに立ち上がってファイティングポーズを取りましたが、足元がフラフラ。

レフェリーが両手を交差し、無情にも試合終了のゴングが鳴りました。


王座陥落を喫した谷口選手でしたが、試合後の会見で

「今回は相手を過大評価しながら想像して臨んだんですけれど、想像よりも上でした。自分の認識が甘かったですね。」

と潔く敗戦を認め、新チャンピオンを称えました。


勝負の世界。好きだとか嫌いだとかの話ではないのですが、この方の試合はもっと見たいと思いました。

これはしかし、いちファンがコメントすることではないですね。

胸がワクワクする素晴らしい試合を、ありがとうございました。

 

 

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