こんなにも悲しみのお酒が美味い夜はありません
写真は、「村田諒太の名言格言集」より
ボクシングのロンドン五輪ミドル級金メダリストで前WBA世界同級スーパー王者
村田諒太選手(帝拳)が、事実上の現役引退を示唆したことを、ヤフーニュースで知りました。
昨年4月に敗れたGGGこと ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)戦について
「あの試合は僕の中では最後だと思っている。まだ発表できていないだけ。」
と語ったそうです。
私はいま、アフリカの東部の国 ウガンダに来ています。
こちらに来て 1 週間
「そろそろ疲れが溜まってきた頃でしょうから、気分転換にちょっと飲まない?」
と同僚からお誘いをいただきましたが、
今日は悲しみのお酒に溺れる日、付き合い悪くてゴメンと
自分勝手かつ丁重にお断りしました。
村田諒太選手…。GGG以上の試合を他の誰かとできるとは思えないことを
いちファンとしては十分に分かっていた筈なのに
ひとつの時代が終わりを告げた現実を、これまで見てみないふりをしてました。
彼の強さについては、同業者の方たちが解説して下さっています。
写真は、帝拳ジムのウェブサイトより
趣味「子育て」と書いているあたりが、彼の人の良さを物語っていますね。
そして、私は「ほぼ日刊イトイ新聞」で
糸井重里さんが、彼の試合の後に書かれるエッセイが大好物でした。
この悲しみを表現する言葉を、私は持ち合わせておりません。
エスキモーは、雪や寒さを表現する言葉を、100以上も持っているというのに。
(この話って、明石家さんまさんが女性を口説くときの「つくり話」なんだそう。)
まぁ、いっか。
村田諒太選手、いままでありがとう。
こんなにワクワクする選手は、久しぶりでした。
同じ時代に、リアルタイムであなたの試合を観られたことに感謝します。
39's 村田諒太!